介護福祉施設の建築にあたって

現在日本社会において、介護福祉施設は相当な数が建築されています。

これは日本の高齢者が増加しているためと言っても過言ではないように思います。介護福祉施設と言っても実に多種多様な施設があり、その全ては特殊建築物とされています。

特殊建築物とは何か、まずはそこから説明をさせていただきます。先にも述べました特殊建築物とは、児童福祉施設や介護福祉施設、病院や学校といった建物のことで、一般の建物に比べて建築基準が厳しいとされています。

非常階段の設置であったり、火災設備の設置であったり様々な基準があります。これらの基準を全て満たしている建物が作られるわけですが、そのことだけにとらわれると利用者様の使いやすさが疎かになる場合もあります。

例えば、基準は満たしているけれど、エレベーターが狭く非常時の時は1階より上の階に住まわれている方はどのように外に逃げれば良いのか、といったことがあります。確かにエレベーターもあり、非常階段もあります。

でも実際はどうでしょう。自分で動けない方が皆1階に居るとは限りません。車椅子の方もおられます。エレベーターは一般家庭用に取り付けられる程の大きさで車椅子1台と介護者1人が乗ればもう乗れません。

このように基準を満たすのは当然なのですが、はたしてそれが全てか、と言えば疑問が残るところです。基準も満たしつつ日常生活を送る上で快適に過ごせる、さらに非常時には誰が見ても安心して逃げられる経路がある、そういった施設が増えていくべきではないでしょうか。

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